エアコン暖房の設定温度は何度?電気代を抑えるコツ
秋の長雨が続いていて、例年よりも寒さを感じる日数が多いように思います。
この時期は小鳥などの小動物が体調を崩すことが多いので、早めにエアコンの暖房を使い、大切な家族の一員に気遣ってください。
ところで、エアコン暖房の設定温度は、一般的には24〜25℃前後から試すのが目安です。ただし、部屋の広さや断熱性、湿度、体感温度で適した温度は変わります。設定温度を上げすぎず、風向きや加湿を工夫すると、寒さを抑えながら電気代の負担を減らしやすくなります。
エアコン暖房の設定温度は24〜25℃から調整するのが目安
暖房の設定温度に迷ったら、まずは24〜25℃前後に設定し、寒さを感じる場合に少しずつ調整する方法が向いています。同じ設定温度でも、日当たり、窓の大きさ、建物のすき間、床の冷たさなどによって、感じ方は大きく異なります。
設定温度を最初から高くすると、室内が暖まるまでの消費電力が増えやすくなります。特に朝方や帰宅直後は室温が下がっているため、温度設定だけで解決しようとせず、風量や風向きも一緒に確認することが大切です。
| 室内の状態 | 試したい調整 |
|---|---|
| 足元だけ寒い | 風向きを下向きにし、足元へ暖気を届けます |
| 部屋全体がなかなか暖まらない | 風量を自動または強めにして、空気を循環させます |
| 暖かいのに乾燥する | 温度を上げる前に、加湿や換気方法を見直します |
| 窓際や廊下側が冷える | カーテン、すき間対策、ドアの開閉を確認します |
温度計を部屋の中央付近に置くと、リモコンの表示だけでは分からない室温を確認できます。エアコンの近くは暖かくなりやすく、窓際や床付近は冷えやすいため、過ごす場所の温度を基準に調整しましょう。
暖房の設定温度を上げても寒い原因を確認する
設定温度を高くしても寒いときは、エアコンの能力不足とは限りません。暖かい空気は上にたまりやすいため、天井付近だけが暖かく、ソファや床に座る人は寒く感じることがあります。
風向きが上向きで暖気が足元に届いていない
冷房時と同じように風向きが水平または上向きになっていると、暖気が天井にたまりやすくなります。暖房では、風向きを下向きにして、風が床方向へ届くように調整してください。
ただし、風が体に直接当たり続けると不快に感じる場合があります。風向きを一段階ずつ変えたり、風量を自動運転にしたりして、室内全体に空気が回る状態を探しましょう。
フィルターのほこりで空気を取り込みにくくなっている
室内機のフィルターにほこりがたまると、空気を十分に吸い込めず、暖房効率が下がることがあります。フィルターは説明書で取り外し方を確認したうえで、掃除機でほこりを吸うか、水洗いできる機種ならよく乾かしてから戻します。
フィルターの奥にある熱交換器や送風ファンまで無理に掃除する必要はありません。市販の洗浄剤を内部へ吹きかけると、故障、水漏れ、においの悪化につながることもあるため、内部洗浄は専門業者への相談が安心です。
室外機の周辺がふさがれている
暖房運転中の室外機は、屋外の空気から熱を集めています。室外機の吸込口や吹出口の周辺に落ち葉、植木鉢、袋、積雪などがあると、空気の流れが妨げられる場合があります。
周辺の障害物を片付ける際は、運転を停止してから行いましょう。室外機を囲ったり、上に物を置いたりすると放熱や吸気を妨げるおそれがあるため、設置状況に合った必要な空間を取ることが重要です。
エアコン暖房の電気代を抑える使い方
暖房の電気代を抑えるには、設定温度だけを下げるよりも、少ない負担で暖かく感じられる環境を作ることがポイントです。外の冷気を入れにくくし、暖めた空気を逃がしにくくすると、エアコンの運転負荷を抑えやすくなります。
- 運転開始時は風量を自動にする:室温が低い時間帯は、必要に応じてしっかり風を出したほうが暖まりやすいことがあります。
- 厚手のカーテンを活用する:窓から入る冷気を和らげ、室内の暖気が逃げるのを抑える助けになります。
- サーキュレーターを併用する:天井付近にたまった暖気を部屋全体へ回すために役立ちます。風を人に直接当てず、上向きに送る方法もあります。
- 加湿で体感温度を整える:空気が乾燥すると肌寒く感じることがあります。加湿器を使う場合は、湿度が高くなりすぎないよう湿度計で確認しましょう。
- 短時間の外出では設定を見直す:こまめなオン・オフが常に節約になるとは限りません。外出時間、外気温、住宅の冷えやすさを考慮して判断します。
電気代は契約している料金プラン、外気温、住宅性能、使用時間、エアコンの状態によって変動します。そのため、設定温度を何℃変えればいくら安くなる、と一律には言えません。電力使用量の表示機能や検針結果を見ながら、自宅に合う設定を探すとよいでしょう。
暖房運転中に止まる・ぬるい風になる場合の対処法
寒い日に暖房を使っていると、しばらく風が止まったり、ぬるい風になったりすることがあります。室外機に付いた霜を溶かすための運転や、温風を出す準備中に起こることがあり、短時間で通常運転へ戻るなら故障ではない場合もあります。
ただし、長時間待っても温風が出ない、運転と停止を繰り返す、ランプが点滅する、異音や焦げたようなにおいがあるときは注意が必要です。電源プラグやコンセントが熱い、ブレーカーが落ちるといった異常がある場合は運転を止め、無理に再使用しないでください。
自分で確認できる範囲
- リモコンが暖房運転になっているか、設定温度が室温より高いかを確認する
- フィルターのほこり、室内機の吸込口・吹出口のふさがりを確認する
- 室外機の周辺に物、落ち葉、雪などがないかを確認する
- 取扱説明書でランプ表示やエラー表示の内容を確認する
本体のカバーを分解したり、配管や電気部品に触れたりする作業は危険です。冷媒ガスの不足、基板やセンサーの不具合、内部の汚れなどは見た目で判断しにくいため、改善しない場合は点検や修理を依頼しましょう。
暖房シーズン前にしておきたい準備
本格的に寒くなる前に暖房を試すと、不具合に早く気付けます。気温が下がってから慌てないよう、秋のうちにフィルターと室外機周辺を確認し、実際に暖房運転をして温風が出るか確かめると安心です。
- フィルターと室内機の外側を掃除します。
- 室外機の前後や周囲に障害物がないか確認します。
- 暖房運転にして、温風が安定して出るかを確認します。
- 異音、ランプ点滅、水漏れ、異臭がないかを見ます。
- 気になる症状があれば、繁忙期前に点検を相談します。
エアコンのクリーニング時期は汚れ方や使用状況によって異なりますが、一般的には暖房を多く使う前に状態を確認するのが目安です。小さな子どもや高齢者がいる家庭、ペットがいる家庭などでは、フィルターの汚れをよりこまめに確認するとよいでしょう。
よくある質問
エアコン暖房の設定温度を高くすれば早く暖まりますか?
設定温度を大きく上げても、暖まる速さが比例して速くなるとは限りません。風量を自動運転にし、風向きを下向きにして、窓の冷気対策をするほうが効果的な場合があります。
暖房の風向きは下向きがよいですか?
暖かい空気は上へ移動しやすいため、一般的には下向きが向いています。ただし、体へ直接風が当たる場合は、角度や風量を調整して快適さを優先してください。
暖房中に室外機から水が出るのは故障ですか?
暖房中は霜取り運転などにより、室外機の周辺から水が出ることがあります。量が極端に多い、普段と違う場所へ流れる、異音や運転不良もある場合は、点検を検討しましょう。
但し、室外機の背面に霜がついた時は、その霜を自動的に溶かすための動作に移行し、音が大きくなるのは正常です。その霜が解けた水が出るのです。
エアコン暖房で乾燥しないためにはどうすればよいですか?
加湿器を使うほか、洗濯物の室内干しなどで湿度を補う方法があります。結露やカビを防ぐため、湿度計で確認しつつ、短時間の換気も行いましょう。
まとめ
エアコン暖房の設定温度は、一般的には24〜25℃前後を出発点にして、風向き、風量、湿度、窓からの冷気を調整するのがコツです。設定温度を上げても暖まらないときは、フィルター、室外機周辺、運転表示を確認し、異常が続く場合は無理に使い続けないようにしましょう。
暖房シーズン前の試運転やクリーニング、修理の依頼先に迷う場合は、カデコンのようなマッチングサイトを活用して業者を比較するのも便利です。